誰かの気をひきたくても、ただ純粋に偶然を待っているだけではおそらく何もはじまりません。相手の気持ちを動かし、揺さぶる「かけひき」も時には必要となります。
押してだめなら引いてみるという言葉がありますね。
これはまさに、かけひきの代名詞。
でもこれは、両思いになる前までの話です。かけひきとは、片思いをしている人が思いを伝え、受け入れてもらうためのちょっとした作戦です。
もし、もうお付き合いを始めている人は、かけひきなんかしてはダメ。
思いやりと愛情を素直に表現することが一番です。
ここでいうかけひきが有効なのは、片思い中の人限定です。
恋愛は、好きという気持ちを相手に押しすぎても、逆効果になってしまいます。相手の気持ちを自分に向けるために、少し揺さぶりをかけることも必要だということです。
だから、押してだめならひいてみる。
確かに、攻めて攻めて攻めまくって、相手を落とすという人もいます。強引な人が好きっていう人もいるでしょう。
でも、ひたすら攻められたら、相手は逆に引いてしまうことも多いです。圧倒されちゃいますからね。
好きというよりは、嫌いではないとか好感を持っているという感じの表現で、まずは伝えていきましょう。
話しをしているとき。何かを一緒にしているとき。そういう考え方好きだなあとか。それは自分も好きなことなんだよとか。
相手にというよりは、相手の言動に共感してみる。つまりちょっと間接的に、好意を示してみるんです。
すると相手は、気が合いそうだなとか、分かってくれそうな人だなという親近感がわいてきます。
すると、ぐっと相手との距離が近くなってくるでしょう。
これがコミュニケーション術ですよね。
そんな中で、たまに間接的ではない直接的なしぐさや言葉を発してみると、相手は「あれっ?」と感じます。
はっきりと思いを伝えているわけではありませんから、相手からのあなたに対する関心(気になる度合い)は断然高まりますよね。
好きという気持ちを、押し殺しながら接していくのは、確かに大変かもしれません。でもガツガツしていては、掴める恋も逃げ出してしまいかねません。
だから、多少のかけひきが必要になるんです。
極端に好意があるようにみせていきなり引くというやり方は、相手に不信感を与えますし、嫌われたとシャットアウトされることもあります。
少しずつ、最初は間接的な好意の寄せ方で、距離を縮めていく。
かけひきというとなんだか聞こえが悪いようですが、自分の気持ちをただやみくもにストレートに伝えるだけでは、相手も戸惑ってしまうということは、頭に入れておきましょう。
自然とつながりを作っていくための、ある程度の準備やステップを、ここでいうかけひきだと思ってもらうといいかもしれませんね。
ただ、最後にもう一度だけ。
かけひきとは、片思いの人がおこなうこと。
両思いになってまで相手にかけひきしているようでは、その恋は本物ではないかもしれません。
お互いの想いがつながっているなら、そこに駆け引きはいりませんよね。お互いがお互いのことを、大切に思いやっていくことのほうがよっぽど大切です。
スポンサーリンク